日本では、贈り物をするときに、丁寧な言い方として、
「つまらないものですが、お受け取りください。」
とか言いますが、これを英語に直訳しても、「え?」となってしまいます。(笑)
それこそ、吉本新喜劇みたいに、「つまらんのなら、要らんわ!」と断られるかも?
自然な英語の言い方の一つとして、
“This is just a token of my thanks. Please take it.”
「これは、私からの感謝のしるしです。どうぞ、お受け取りください。」
という英語フレーズがあります。
“token“という単語は、IT関係に詳しい方なら、耳にしたことがあるかもしれませんね。
昔、”Token Ring Network”(トークン・リング・ネットワーク)というのがありました。
その仕組みは、「トークン(token)」という「印」みたいなものがネットワークを循環していて、そのトークンがパケットをネットワーク上を配送する、という仕組みでした。
このように、”token“は、「印・象徴・証拠」というような意味になります。ですから、”token of my thanks“で、「感謝のしるし」という意味になります。
もし、ネイティヴスピーカーに英語で何か御礼の品を渡すときは、
“This is just a token of my thanks. Please take it.”
と言ってください。ナチュラルな英語表現ですから、必ず相手は喜んでくれます。
逆に、贈り物をもらったときの返し文句の場合、日本語なら
(謙遜して)「そんなことしてくれなくても、よかったのに。」
と言いますが、それに相当する英語が、
“You shouldn’t have.”
です。御存知じゃなかったら、セットで覚えておいてくださいね。(^^)/
尚、このフレーズの本来の英文は、
“You shouldn’t have done that.”
で、”done that”が省略されていると考えれば解りやすいです。
直訳すれば、「あなたは、そんなことをすべきじゃなかった。」ということですが、要するに、「そんなことをしてくれなくても良かったのに。」というニュアンスになります。(^^)/
ちなみに、もう少し解説しますと・・・
“You shouldn’t (動詞の原形)”
という形は、「あなたは、~すべきじゃない。」という現在における忠告の意味ですが、
“You shouldn’t have (動詞の過去分詞形)” = [助動詞(shouldn’t) + 現在完了形]
という形は、
(あなたは、~してしまったけど)「あなたは、~すべきじゃなかった」
という過去の出来事に関するニュアンスになります。(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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