前回、『句動詞(phrasal verbs)は、イメージで覚える』という記事を書きましたが、今回も関連する記事です。
日本人にとって、『前置詞(preposition)』を正確に使い分けるのは難しいようです。
同様に、外国人にとって、日本語の『助詞(て・に・を・は、等)』を使い分けるのも難しいです。
しかし、個人的な意見ですが、英語の前置詞のほうが意味がイメージしやすいので、日本語の助詞よりも簡単だと思います。
例えば、”in”という前置詞は、基本的には『中』というイメージです。
その『中』という基本イメージから、色々なニュアンスに発展します。
また、”on”という前置詞は、『上』をイメージする人も多いかもしれませんが、どちらかというと『接している』(上方向でも横方向でも構わない)というイメージだと思います。
ですから、『壁に時計がある。』という場合は、”There’s a clock on the wall.”というような英会話文になります。
こういった前置詞の違いで、微妙にニュアンスが異なる表現が英語には多いです。
簡単な例ですと、”on someone’s mind”と、”in someone’s mind”の違いです。
※ “someone’s”は、実際には、『my, your, theirなどの所有格に変化する』と考えてください。
“in someone’s mind”の場合は、『心(mind)の中に、しっかりと入り込んでいる』
というようなイメージです。
そういった基本イメージから、
“on someone’s mind” ⇒ 『気にかかっている』(確信は無いが・・・)
“in someone’s mind” ⇒ 『しっかりとした考えを持っている』
というような違うニュアンスになる、ということです。
恐らくは、ネイティヴは、こういったイメージで前置詞を使い分けているはずです。
なので、『時刻表現は”at”を使って、日付表現は”on”を使う。そして、年号表現は”in”を使う』というような丸暗記で、前置詞を使わないほうがお薦めです。(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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